アバンチュルチュル新沼&超VERYマンモス最高バンド

そんなバンド名を考えていた。マンモスという言葉が妙に引っ掛かっていて何かにつけては「マンモス」と言い放っている昨今の自分。いや、それは嘘だ。言い放ってはいない。ただ風呂の中でこっそりと「マンモス」とつぶやいてその声が風呂中にリバーブする状況を楽しんでいるのだ。そんな昨今の自分はいっそのことバンド名にもマンモスを使おうかとすら思ってしまっている。やがては「カニバリズムガンジーバンド」のような最高過ぎるバンド名に仕上げたい。はたしてそのバンドではどのような音楽を演奏するのだろうか。それはまだわからない。メンバーも決まっていない。とりあえずはMUZIE上で募集した即興仲間をそのメンバーに無理矢理組み込みたい。そしてえんえんと即興などをして曲のアイデアなどを出しまくったりしてみたい。一度くらいは。

思えばそのようないわゆるバンドらしい行為(バンドの各人がまんべんなく参加して曲作りを行うことなど)について今までは特に意識したことは無かった。いや意識の中に存在していなかったかもしれない。それは自分の音楽の趣味が一般に比べて異常であったことから大学等で音楽の趣味が合う友達が居なかったり、また音楽サークルに入っても同様な理由で居場所がなくなったりしたして、結果個人による作曲活動にいそしむ他に道がなかったからだろうと思う。幾ら先輩の命令とはいえオアシスをコピーするなどという行為を許す自分はそこには居なかった。某洋楽雑誌最高〜という空気を容認出来る自分はそこにはいなかった。正直過ぎたのだろう。今思えばあそこでヘーコラ我慢して組織なり集団にしがみ付いてその中で何か注目されるような行為でもしていれば卒業後もそのサークルOBとして存在を確定させられただろうし、いつの日か入部してくる異常な音楽の趣味を持つ後輩を待つことも出来ただろう。いっそのことその集団内で「特殊な存在〜かかせない存在」になってしまえば良かったのだ。だが当時はそこまで考えが回らなかった。そのように上手く振る舞う術も持ち合わせていなかった。終わった事を言っても仕方が無いのだが。

とにかく今現実として目の前にあるのは「現在の自分」と「自分が吐き出した音楽に関心を持ってくれている人達」であり、後者の中には「一緒に何かやりませんか?」などというありがたいことを言ってくださる方も居る。これからはこのような方々と共に何かをやってみようと思っている。どこまで出来るかはわからない。さまざまな障害が待っているだろう。そんな諸々を乗り越えつつやがては大いなる輝きを見せたい。